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スノーリゾートの夜を贅沢に滞在する、飴色の時間
冷えた身体をじんわり温める暖炉の熱気、時を忘れさせてくれる炎のゆらめき、耳を癒すパチパチと薪が爆ぜる音。飴色に染まった信州の夜が、大人たちを静かに包む。ある者は熱々の料理をフウフウしながら頬張り、ある者はグラスを傾けながらお気に入りの本のページをめくり、またある者はしんしんと雪が降り積もっていく様子をただただ眺めながら、至福のひと時を過ごしている。大切な人と過ごす幸せな時間、“何もしない”という究極の贅沢。
あっという間に過ぎていった銀色の昼間とは対照的に、スノーリゾートの夜は、ゆっくり、ゆっくりと更けていく。

手づくりですが、心を込めて。最上のおもてなしを心がけています。
八ヶ岳高原ロッジ[南牧村八ヶ岳]

  • 八ヶ岳高原ロッジ(南牧村八ヶ岳)
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八ヶ岳高原ロッジ(南牧村八ヶ岳)

八ヶ岳連峰の東麓に広がる別荘地帯が、黄昏色に染まる頃。高原の音楽会はスタートする。美しい山並みを背に建つこの六角形の建物は「八ヶ岳高原音楽堂」。

旧ソビエトを代表するピアニスト、スヴャトスラフ・リヒテルと、現代音楽の世界的作曲家、武満徹のアドバイスによって完成したものだ。木のぬくもりあふれる建物は、わずか250席の贅沢な造り。音響は、心地のよい音の余韻を耳に残す残響1.6秒に設定されている。

「建物そのものが精度の高い楽器のよう」とも称され、1988年の設立以来、“クラシックの殿堂”として名を馳せる。集う演者もトップアーティストばかり。正統派のクラシックからジャズ、時に狂言、落語と、内容は実に幅広い。公演数は年間約60回に及び、季節を問わず一流の芸術に触れることができる。天気の良い日には、ガラス窓越しに望む富士の雄姿。絶景を眺めながらの芸術鑑賞は、まさに至福のひと時だ。

そもそもの始まりは、別荘オーナーのために開かれたレコードコンサート。1974年に開かれた夏の夜のささやかな“お楽しみ”が、その後恒例となり、1988年の音楽堂誕生の景気となったという。

その会場となったのが、当時、宿泊施設として営業していた「八ヶ岳高原ヒュッテ」。ドラマ「高原へいらっしゃい」の舞台にもなった洋館風の建物は、元侯爵、徳川義親氏の邸宅を譲り受けたもので、移築以来、この地のシンボルとなっている。

さて、芸術鑑賞後のもう1つの“お楽しみ”といえば、ホテル「八ヶ岳高原ロッジ」のメインダイニング「ル・プラトー」でいただく極上のディナー。信州の大地の恵みを活かした本格フレンチを味わいながら音の余韻に浸るのも、この地ならではの贅沢というものだ。

宿泊の特典として、音楽会を終えたばかりのアーティストとテーブルを共にできる日もあり、素晴らしい演奏に、またとない思い出を重ねてくれる。

楽しいディナーが終わり、気付けばあたりはもう真っ暗。窓の外では、時折吹く突風が夜の森をごうごうと揺らしているが、冬の“お楽しみ”はまだまだ終わらない。

「星空観望会にご案内しましょう」。
そう言うと、小池喜昭総支配人自らがエントランスへと連れ出してくれた。突き刺すような寒さが、ワインの酔いで火照った頬を心地よく冷ましてくれる。

「お客様をおもてなしできるように、星空宇宙天文検定を取得したんですよ。車で30分ほどの場所に『国立天文台 野辺山』を有することからも分かるように、ここ南牧村は星空観望に絶好の場所。“日本三選星名所”にも選定されているんです。特に、空気が澄む冬の時期の星空は絶景ですよ」。

暗闇に目が慣れてくるにつれて増していく星の瞬き。

「あれが冬の大三角形、あれが昴。どうです? 星が近く感じるでしょう?」。

いつの間にか、頭上には天然のプラネタリウムが広がっていた。「星の隙間に空が見える」と言っていた小池総支配人の言葉が頭をかすめる。と、同時に、頭上を流れる銀の筋。冬の八ヶ岳旅行に、もう1つ、美しい思い出が加わった。

「明日はどちらに行かれますか? リスやキツネ、タヌキ……。スノーシューで動物の足跡を追ったり、美鈴池で氷の上を歩いたり。スタッフによるバードウォッチングプラグラムも用意していますよ。手づくりですが、心を込めて。この土地ならではの最上のおもてなしができるように心がけています」。

葉が落ちて、あたりが白く染まる今の時期は、野鳥を見つけるのには最適な時期。

「鳥のさえずりや、キツツキが木をつつく音、風で舞い上がる地吹雪。この地ならではの大自然を体感してください。あいにくのお天気の日は、隣接する工房で陶芸を嗜むのも楽しいですよ。講師が補助に付くので、1時間もあれば湯のみやマグカップを作ることができます」。

忙しい日々を忘れて、冬の森の中で黙々と作品作りに没頭する――。たまには、そんな時間があってもいい。

一流アーティストによる音楽会と極上のフレンチ、そして絶景の星空、幻想的なスノーシューハイク、陶芸体験……。冬の八ヶ岳には、想像のはるか上をいく、非日常の“贅沢”であふれていた。

ロッジをベースに八ヶ岳高原の冬を楽しもう!

  • 共通券で「シャトレーゼ」と「小海リエックス」2つのスキー場で滑れる!

    お菓子屋さんの「シャトレーゼ」が経営する2つのスキー場「シャトレーゼスキーリゾート八ヶ岳(写真①③)」と「小海リエックススキーバレー(写真②)」は楽しくて美味しいスキー場。グループの両スキー場間は車で約30分、当日1日券購入で両方滑走が可能です!高い晴天率と安定した人工降雪のコンディションでいつも快適に楽しめます。

    シャトレーゼスキーリゾート八ヶ岳 TEL:0267-91-1001
    http://www.chateraiseresort.co.jp/SKI/

    小海リエックス・スキーバレーTEL:0267-93-2537
    http://www.reex.co.jp/KOUMI/SKI/

  • 開湯100年、海の口温泉で癒される。

    昔、この辺りが海の底だったころの海草類が地層になった名残で、鉄分やヨウ素などのミネラルを多く含まれている源泉は茶色になっている温泉です。

    お問い合わせ:信州・海の口温泉 湯元ホテル 和泉館 TEL:0267-96-2106
    http://izumikan.com/hotspring/

  • 南牧村農畜産物直売所の乳製品は、一食の価値あり。

    直売所隣りにある乳製品製造販売の「ヤツレン」が指定管理者なので、牛乳やヨーグルト、チーズにソフトクリームなど新鮮な乳製品が豊富に並び、一食の価値があります。野菜などは住民でつくる出荷組合が提供し、季節の新鮮野菜が並びます。

    お問い合わせ:南牧村農畜産物直売所(ヤツレン) TEL:0267-98-2028
    http://yatsuren.jp/

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