日本国内に9ヶ所しかないユネスコエコパークの1つに数えられる、志賀高原。大小70あまりの湖沼や湿原、貴重な原生林が残り、特に9月下旬から10月中旬にかけてのトレッキングでは鮮やかな紅葉を楽しむことができます。志賀高原では、体力や時間に合わせたトレッキングコースがさまざま用意されていますが、今回は特に人気が高い「池めぐりコース」にチャレンジ!原生林や湿原の中を歩き、渋池や四十八池を巡りながら、「大蛇伝説」が秘められた神秘の湖・大沼池を目指してみました。
START! 8:10

長野電鉄 湯田中駅

長電バス(白根火山線)で約45分。「川(ほたる温泉)」バス停下車
8:55

アクセスのしやすさが人気のリフト

志賀高原前山リフト

「池めぐりコース」の出発地点として、多くの人が利用するリフト。乗り場がバス停のすぐそばというアクセスのしやすさが人気のポイントです。およそ4分間の高原の空中散歩を楽しんでいるうちに、一気に標高 1800m の前山山頂付近へー!

志賀高原 夏山リフト
【料金】大人片道400円、子供片道200円
【運行期間】8月27日~10月21日/火・水曜日定休
【TEL】0269-34-2108

リフトにて約4分
9:00

池めぐりコース遊歩道入り口

さぁ、ここからいよいよ、トレッキングスタートです!

徒歩約5分
9:00

前山湿原

前山山頂付近から渋池へと続く歩道の両側に広がる前山湿原。平坦な地形が広がり、笠岳や横手山の頂がよく見えます。色づきはじめた草紅葉(くさもみじ)の道を四十八池方面に歩きましょう。

リフトにて約4分
9:20

志賀の四季を鮮やかに映す、静かな池

渋池

コースで最初に登場する池「渋池」に到着しました!いくつもの浮島が漂い、なんとも幻想的な雰囲気。鏡のように静かに澄んだ湖面は、紅葉で色づいた横手山の姿を鮮やかに映し出します。実はこの道、江戸・明治時代に草津商人らが物資を運んだ交易の道だったのだそう。リンゴや米など信州の特産品を求めて、群馬から山を越え志賀高原に入った商人たちも、きっとこの池の前でひと休みしていたことでしょう。またここからは「渋温泉(*)」が近いこともあり、渋温泉への憧れから「渋池」という名がついたのでは、という説もあります。
*渋温泉…長野県下高井郡山ノ内町にある温泉。「天下の薬湯」として知られる。一帯は「湯田中渋温泉郷」と呼ばれる温泉郷。

徒歩約45分
10:40

県の天然記念物に指定!大パノラマが広がる高層湿原

四十八池

渋池から歩くことおよそ1時間。森の道が突然開け、高層湿原が目の前に現われます。湿原の中に大小さまざまな池・沼が点在する「四十八池」に到着です。池の間をくねくねと曲がるように木道が設けられていて、歩きながら多くの湿原植物を観察することができます。春・夏には、ミズバショウ、ヒメシャクナゲ、ワタスゲなどが咲きますが、秋の時期は紅葉に染まる志賀山・裏志賀山をバックに草紅葉が見ごろを迎えます。

徒歩約30分
11:20

志賀山神社鳥居

志賀山への登山道と大沼池へ続く道の分岐点にある鳥居。山の神様にトレッキングの安全を祈願しましょう!(ちなみに祠は裏志賀山の山頂にあります)

徒歩約60分
12:20

吸い込まれそうな深い青さ 大蛇が棲むという伝説の湖

大沼池

周囲 5.5km と志賀高原で最も大きな湖・大沼池に到着です!強酸性湖のため魚は生息しませんが、大沼池には「大蛇伝説」が伝わり、黒姫との悲恋の物語(*)が今も語り継がれています。特に、この時期は紅葉の赤と湖面の深い青のコントラストが見事。湖畔にはベンチがあるので、お弁当を食べながら、しばし目の前の絶景を堪能しましょう!

*大沼池の大蛇伝説…現在の中野市を治めていた戦国武将・高梨政盛の娘・黒姫に出会い、恋に落ちた大沼池の大蛇。黒姫に求婚を申し出ましたが、高梨氏の罠にはまり殺されかけてしまいます。怒った大蛇は暴風雨をおこし、村を大洪水で飲みこもうとしました。そのことに悲しんだ黒姫は自ら大沼池に身を投じ、大蛇を鎮めたと伝わっています。

徒歩約70分
14:10

逆池

池の西端が高く、東端が低くなっていて傾斜して見えるところから、その名が付けられたという逆池。まるで、水流が下流から上流へ流れているように見えるから不思議です。

徒歩約20分
14:30

清水公園(湧水)

逆池の近くにある公園。ここでは「志賀の雫」と称される清らかな湧き水を飲むことができます。トレッキングの後の疲れた身体に、つめたーい天然水がしみ渡ります。

徒歩約5分
14:40

大沼池入り口(終点)

ついにゴールの大沼池入口バス停に到着!ここで約3時間半に及ぶ池めぐりコースは終了です。帰りはバスにゆられて、ゆっくりと市街へ戻りましょう。

長電バス(奥志賀高原線)で約35分
GOAL! 14:45

長野電鉄 湯田中駅

15:20

駅構内でひとっ風呂?!旅の疲れを洗い流しましょう。

湯田中駅前温泉「楓の湯」(日帰り入浴施設)

バスにゆられること30分で長野電鉄湯田中駅前に到着!「温泉のまち」らしく、なんと駅ホーム内に源泉掛け流しの温泉施設が併設されています。筋肉痛、関節痛、疲労回復に効果があるお湯にゆったりとつかって、トレッキングの疲れを癒やしましょう。

楓の湯
【料金】大人(中学生以上)300円、小学生150円 ※入湯税含みます
【休館日】毎月第1火曜日(祝日の場合は翌日)

秋の女子旅・モデルコースMAP

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