
「信州デスティネーションキャンペーン」「信州DC」という言葉を見かけて、「いったい何のキャンペーン?」と思った人もいるのではないでしょうか。
デスティネーションキャンペーン(DC)とは、JRグループと自治体、観光事業者などが協力して地域の魅力を全国へ発信する大型観光キャンペーンです。
長野県では過去にも信州DCが行われてきましたが、実は2027年7月~9月にも「信州デスティネーションキャンペーン」が開催予定です。
さらに、その1年前となる2026年7月~9月には「信州デスティネーションキャンペーン プレキャンペーン」が開催されています。
この記事では、信州デスティネーションキャンペーンとは何なのか、過去の歴史から2026年のプレDC、2027年の信州DCまでわかりやすく紹介します。
信州デスティネーションキャンペーンとは?
信州デスティネーションキャンペーン(信州DC)とは、JRグループと長野県、市町村、地元の観光事業者などが一体となって実施する大型観光キャンペーンです。
JR東日本はデスティネーションキャンペーンについて、JRグループと県・市町村・地元観光事業者などが一体となって、地域の魅力を発信する大型観光キャンペーンと説明しています。
単に広告を出して長野県をPRするだけではありません。
地域の観光資源を発掘したり、旅行商品を作ったり、特別列車を運行したり、イベントを開催したりするなど、さまざまな取り組みが行われます。
「JRと地域が一緒になって、全国から信州へ観光客を呼び込む大規模プロジェクト」と考えると分かりやすいでしょう。
「DC」は何の略?
信州DCの「DC」は、
Destination Campaign(デスティネーションキャンペーン)
の頭文字です。
| 略称 | DC |
|---|---|
| 正式名称 | Destination Campaign |
| 日本語表記 | デスティネーションキャンペーン |
| 信州での呼称 | 信州DC |
Destinationには「目的地」「行き先」といった意味があります。
つまり、旅行の目的地として特定の地域を全国へPRするキャンペーンというわけです。
2027年に信州デスティネーションキャンペーンが開催
長野県では、2027年に新しい信州デスティネーションキャンペーンが開催予定です。
| 名称 | 信州デスティネーションキャンペーン(信州DC) |
|---|---|
| 開催期間 | 2027年7月1日~9月30日 |
| 開催地域 | 長野県・信州 |
| 主な連携 | JRグループ・長野県・市町村・観光事業者など |
長野県では、観光資源や旅行商品、体験メニューなどを総合的に発信し、信州への誘客やブランド価値向上を図る取り組みとして準備が進められています。
全国の旅行会社やJRグループ、メディアなどとも連携し、旅行商品の造成や情報発信につなげていく計画です。
2026年は「信州プレDC」を開催
2027年の本番に先立って、2026年には「信州デスティネーションキャンペーン プレキャンペーン」が開催されています。
| 名称 | 信州デスティネーションキャンペーン プレキャンペーン |
|---|---|
| 略称 | 信州プレDC |
| 期間 | 2026年7月1日~9月30日 |
| キャッチコピー | 知ってほ信州 |
プレDCでは、信州の「自然」「歴史・文化」「食」などの魅力を発信するとともに、2027年の本番に向けたさまざまなイベントや企画が実施されています。
特別列車や地域・観光型MaaS、各地域の体験企画など、鉄道旅行と信州観光を組み合わせた取り組みも行われています。
2026年プレDC → 2027年本DCという流れで信州観光を盛り上げていくわけですね。
信州DCは今回が初めてではない
信州デスティネーションキャンペーンは、2027年が初めてではありません。
長野県ではこれまでにも複数回、デスティネーションキャンペーンが実施されています。
比較的最近では、2010年と2017年に大規模な信州DCが開催されました。
2010年の信州DC「未知を歩こう。信州」
2010年の信州デスティネーションキャンペーンでは、
「未知を歩こう。信州」
というキャッチフレーズが使用されました。
信州を「歩くほど発見がある未知なる道の宝庫」と捉え、山歩きやトレッキングだけでなく、地域の歴史・文化や暮らしに触れる「まちなか歩き」なども含めて信州の魅力をPRしました。
また、
- 未知
- 歩く
- 食
- おもてなし
という4つのポイントが打ち出されました。
都市部から比較的アクセスしやすい信州を、何度も訪れて長期間滞在できる観光地として定着させることも目標とされていました。
2010年の信州DCから「アルクマ」が誕生
現在では長野県PRキャラクターとしておなじみの「アルクマ」。
実はアルクマは、2010年の信州デスティネーションキャンペーンをきっかけに誕生したキャラクターです。
信州をクマなく歩き、信州の魅力を世の中へ広めるというキャラクターとして登場しました。
その後も長野県のPRキャラクターとして活躍を続けています。
信州DCが終了した後にもキャラクターが残ったことを考えると、キャンペーンが信州観光に残したものの一つといえるでしょう。
2017年の信州DCは「山の信州」
2017年にも信州デスティネーションキャンペーンが開催されました。
期間は2017年7月1日~9月30日。
このときのキャッチフレーズは、
「世界級リゾートへ、ようこそ。山の信州」
でした。
2017年の信州DCでは、
- 癒し
- アウトドア
- 歴史・文化
- 食
という4つのテーマを中心に、信州の魅力が発信されました。
上高地、軽井沢、白馬、志賀高原などをはじめ、長野県が持つ豊かな自然や山岳リゾートとしての魅力を全国へPRしました。
信州DCでは特別列車も運行された
デスティネーションキャンペーンと鉄道には深い関係があります。
2017年の信州DCでも、キャンペーンに合わせてさまざまな臨時列車や特別企画が実施されました。
その中でも注目されたのが、小海線に登場した「HIGH RAIL 1375」です。
2017年7月1日には、小淵沢駅と中込駅でデビュー記念出発式も行われました。
鉄道そのものを旅の楽しみにすることで、目的地だけでなく「信州を移動する時間」も観光体験にする取り組みが行われていたわけです。
2010年・2017年・2026年・2027年を比較
信州DCの流れを整理すると、次のようになります。
| 年 | 内容 | キャッチフレーズなど |
|---|---|---|
| 2010年 | 信州DC | 未知を歩こう。信州 |
| 2017年 | 信州DC | 世界級リゾートへ、ようこそ。山の信州 |
| 2026年 | 信州プレDC | 知ってほ信州 |
| 2027年 | 信州DC | 7月1日~9月30日開催予定 |
| 2028年 | アフターDC | 本DC後の観光振興へ |
今回の取り組みは2027年だけで終わるのではなく、長野県の資料では2028年にアフターDCも予定されています。
数年間にわたって信州観光を盛り上げていく大きなプロジェクトになっていることが分かります。
なぜデスティネーションキャンペーンを開催するの?
信州DCには、単に一時的に観光客を増やすことだけではない目的があります。
長野県はDCに取り組む意義として、観光コンテンツの磨き上げ、市町村を越えた連携、交流人口・関係人口の拡大などを挙げています。
キャンペーンをきっかけとして新しい観光体験や旅行商品を作れば、DC終了後にも地域の観光資源として残すことができます。
さらに市町村や観光事業者などが一緒に取り組むことで、地域を越えた観光ネットワークを作ることにもつながります。
信州DCをきっかけに長野県を知るのも面白い
長野県には、北アルプスをはじめとする山々だけでなく、温泉、歴史ある街並み、郷土料理、アウトドアなど数多くの魅力があります。
そして信州からは、芸能人、経営者、映画監督、スポーツ選手、YouTuberなど、さまざまな分野で活躍する人物も誕生しています。
当サイト「あの人何者?」では、こうした信州にゆかりのある人物についても紹介しています。
まとめ|信州デスティネーションキャンペーンとは?
今回は、信州デスティネーションキャンペーン(信州DC)とは何なのかについて紹介しました。
デスティネーションキャンペーンとは、JRグループと自治体、市町村、観光事業者などが一体となって地域の魅力を全国へ発信する大型観光キャンペーンです。
信州では2010年、2017年などにも開催され、観光資源のPRや特別列車、イベントなどさまざまな取り組みが行われてきました。
そして現在は、2026年7月~9月のプレDCを経て、2027年7月~9月に信州DC本番を迎えるという新しい段階に入っています。
2028年にはアフターDCも予定されており、今後数年間は信州観光への注目がさらに高まりそうです。
「あの人何者?」では、信州DCをはじめとする長野県の話題とともに、信州から全国・世界へ活躍する人物についても紹介していきます。



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